仕事や研究に役立つ!おすすめ英語便利ツール・学習教材15選

英語辞書と鉛筆 研究のヒント

勉強や研究、仕事などで英語を使わなければならなくなることはありませんかわたしは昔、英語の「読む・書く・聞く・話す」のすべてが苦手で、「英語も論文もわからないのに英語の論文を読むなんてとんでもない!」と思っていました。村上先生は昔から英語がペラペラだったのかと思いきや、大学時代に英語がほとんど聞き取れない状態で海外留学に行ったそうです。

今わたしは日常的に英語の論文を読み書きしています。また、たまに英語で学会発表をしたり海外の研究者とミーティングをすることもあります。英語は全く完ぺきではなく間違いばかりですが、どうにかこうにかコミュニケーションができています。わたしたちに共通して言えるのは、一朝一夕で英語が使えるようになったわけではなく、今でも毎日英語の勉強を続けているということです。

英語を使えるようになるには日々の勉強や便利なツールの存在がかかせません。そこで今回は英語のレベルアップに役立つ便利な教材やツールをご紹介します。紹介する量が多いので、各ツールのインストールの方法や詳細な使い方などの詳細は省きます。インターネット上にたくさん情報があるので、ぜひ検索してみてくださいね。

英語読み書き便利ツール編

1.Grammerly

Grammerlyはもはや定番ともいえる英文校正ツールです。無料版と有料版がありますが、無料版でもスペルチェックはもちろんのことaとtheの違いや複数形単数形なども直してくれるので、書いた英文を簡易的にチェックしたいときにとても便利です。Google chromeのプラグインとしてインストールすると、ブラウザ上でメールを書く時などにも校正をしてくれます。

わたしはずっと無料版をつかっていましたが、一人で査読原稿を書くことが増えたので、最近有料版に登録してみました。有料版だと文章のニュアンスを含めてきめ細かいチェックをしてくれるのでとても勉強になります(だいたい「受動態を使いすぎ」と指摘されます)。英文を書く方にはおすすめのツールです。

Write your best with Grammarly.
Grammarly makes sure everything you type is easy to read, effective, and mistake-free. Try it today:

2.DeepL

いわずとしれた優秀な機械翻訳ツールです。わたしは論文や査読原稿を書くときに、まず自分で英文を書いて、その英文をDeepLで日本語に翻訳して、意味が通るかどうかや、文章の流れがよいかどうかを確認することが多いです。性能が良すぎるため、多少英語が間違っていても自然な翻訳をしてくれるので、スペルミスなどを防ぐためにもGrammerlyと併用するのがよさそうです。

DeepL翻訳:世界一高精度な翻訳ツール
多くの人が日々DeepL翻訳を使う理由。それはスピーディ、正確かつ安全に翻訳できるからです。テキストの翻訳も文書の丸ごと翻訳も瞬時にできる便利さをご体感ください。 現在、イタリア語、エストニア語、オランダ語、ギリシャ語、スウェーデン語、スペイン語、スロバキア語、スロベニア語、チェコ語、デンマーク語、ドイツ語、ハンガリー...

ちなみにPDFファイル上の英文を翻訳したいときに、PDF上の文章をコピーしてDeepLにそのまま張り付けると改行が入ってしまうのですが、翻訳したい文章をいったんブラウザのアドレスバーに張り付けてから、それを全部コピーしてDeepLに張り付けると、改行がなくなるので便利です

3.ライフサイエンス辞書

ライフサイエンス辞書はPubMedに載っている有名学術誌の抄録を解析した結果に基づいて作られた辞書で、英和・和英辞典はもちろん、類語、発音も調べられます

ライフサイエンス辞書
生命科学分野で使われる用語を収集し「ライフサイエンス辞書」として提供しています。英和・和英辞書、英語+日本語シソーラス、コーパス検索(共起表現検索)、ネイティブ話者による発音、オンデマンド英語教材、英日逐語訳ツールなど。

わたしが論文を書くときにとくによく使うのはコーパスで、共起表現(調べたい英単語の前後にどのような単語が並んでいるか)を視覚的・数量的に調べることができます。 たとえば「dietary counseling(食事指導)」という英語を思いついたはいいものの、食事指導「をうける」ってなんていうんだろう?とおもったときに、コーパスでdietary counselingといれて一語前でソートをします。すると以下のように、receiveという動詞が使われていそうだ、とわかるわけです。

コーパス

このほかにも例えば、自分が思いついた表現がいくつかあってどれがよく使われるかな?と思ったときにコーパスにいれて検索結果が多いほうを採用することもあります。

4.Google

私は非ネイティブなので、自分で思いついた英語の文章はたいていろくなものではないといいますか、自然な言い回しでないことが大いにあります。そこで論文を書き始めたころは、思いついた文章が実際に使われているものなのかどうかを確かめるときによくGoogleを使っていました。

たとえば「この研究は~を調べることを目的とした」といいたくて「This study aimed assessing」という文章を思いついたとしましょう。これをgoogleの検索バーに””(ダブルクオテーション)で囲んで貼り付けます。これは完全一致検索といって囲んだ中身と完全に一致する文章を探す方法です。すると以下のように約72件と出てきます。

インターネット上には数えきれないほど文章が存在するはずなのに72件は極めて少ないです。つまり、この文章はなにか間違っているか自然な言い回しでない可能性が高いです。というわけで”This study aimed to assess“に変更してみると、約 20,500,000 件 の検索結果が出てきます。そして検索結果を眺めるとPubMedの論文もありそうです。ですので、この文章はありなのかな、と修正できるわけです。この場合は「aim」を辞書で引くのでも解決できますが、とくに何語かつながっているフレーズを調べたいときは役立つかもしれません。昔はこの作業を文章が思いつくたびにいちいちやっていたのでとても時間がかかりました。今はGrammerlyが代わりにやってくれそうですね。

本でボキャブラリー学習編

ここからは私たちが英語学習に役立つ書籍をご紹介します。

5.英会話ペラペラビジネス100

ビジネス英語で使えるシンプルな定番フレーズが紹介されている本です。赤シートで隠しながら表現を覚えているか確認できますし、習った表現が繰り返し例文のなかで登場するので復習になって覚えやすいです。スティーブ・ソレイシィ先生の本はほかにももっていますが、どれもシンプルでわかりやすくおすすめです。

次から3つは村上先生にバトンタッチします。

6.速読速聴・英単語 Opinion1100 ver.2

どうも村上です。ぼくが中学生や高校生だった時代の日本の英語教育は今よりももっとリーディングとライティングに偏っていました。ぼくは英語自体は嫌いではなかったので、その方面のスキルはもともとまずまず高めでした。英語で論文を書くのも最初からけっこうできました。

でも、リーディングとライティングに比べるとリスニングとスピーキングの能力がきわめて貧弱です。学部4年で留学したときは冗談でも何でもなくほんとうに何も聞こえませんでした(first of allが聞き取れるようになったときの驚きは今も忘れません)。さすがに今はその頃よりはましでしょうが、それでもまだまだなので、英語の勉強(というか練習)は死ぬ日まで続くのでしょう

そんなわけなので、ぼくが使う英語教材はリスニングとスピーキング関連のものになります。最初にご紹介する『 速読速聴・英単語 Opinion1100 』は、単語を個々に覚えるのではなくて文脈の中で身につけようというコンセプトの教材で、音声CDもついています。扱われている文章は意見や討論が多いので、英語で論理的に会話するときに役に立つ表現が多いです。ぼくはこれを使って通勤中にシャドーイングしています。

7.携帯版 英会話とっさのひとこと辞典

こちらは日常生活の中で使える普通の表現を集めた教材です。日本語と英語が対になって書かれているので、日本語を見てすぐに英語を言ってみるという練習を延々としています。毎朝の出勤前に15分くらいやるというのをここ数年ずっと続いているので、もう何十周も繰り返していることになります。身についているかどうかは気にしていません。習うより慣れろというかんじです。でも、たまにある国際学会や海外の研究者とのミーティングはどうにかこなせているので、たぶん多少なりとも成長しているのでしょう。

音声CDは別売りです。日本語が流れたあとに英語が流れるという構造なので、どのように使うかによって買うかどうかを決めるとよいと思います。スピードは普通くらいです。

8.Duo3.0

これは言わずと知れた名著ですね。高校生のときから使っていますが、いまも毎朝の練習に使っています。別売りの音声CDはゆっくりめなのではじめてシャドーイングするときなどはよいかもしれません(ぼくはいまはやっていません)。英語教材はたくさんありますが、基本的なものを選んでそれを繰り返し繰り返しやるのがよいと思います

ぼくは仕事の中で英語を読むという作業を大量にしています。論文を読むのはもちろんのこと、学生が書いた論文も読みます。査読のための原稿も、査読者のコメントも英語です。また、英語を書く機会もたくさんあります。論文の執筆も査読コメントの作成も英語です。海外の研究者とのメイルのやりとりもあります。

このようなわけで、ありがたいことにリーディングとライティングは仕事の中で鍛えられています。そのため、自分でやる勉強(練習)としては思いっきりリスニングとスピーキングに特化しているというわけです。参考になるところが少しでもあれば幸いです。以上、村上でした。読んでくださりどうもありがとうございました。

YouTube・Netflixで英会話学習編

ここからは篠崎が楽しく英語を学べる動画教材・ツールをご紹介します。

9.Hapa英会話

こちらのYouTubeチャンネルでは、ロサンゼルス生まれ育ちのJun先生が英単語やフレーズの日常会話での使い方や挨拶の仕方、日本人の英語に対する海外の人の評価など、様々な観点から英会話について教えてくれます。「余裕」って英語でなんていうんだろう?「My name is」って古いってほんと?など素朴な疑問に答えてくれます。日本人の英語学習者に寄り添った動画でとても役立ちます

10.StudyInネイティブ英会話

帰国子女のバイリンガルみっちゃんと日本人のせいけさんがネイティブ英語を教えてくれるYouTubeチャンネルです。2人の掛け合いのテンポがよく楽しい雰囲気で、簡単で役に立つ表現をたくさん教えてくれます。気合を入れずに気軽にみられて勉強にもなるおすすめチャンネルです。

11.Kevin’s English Room / 掛山ケビ志郎

仕事で疲れるときにがっつりと全編英語の動画みて勉強すると疲れちゃいますよね。そんなときはバラエティ感覚でみられるYouTubeチャンネルがおすすめです。このチャンネルでは、大学からの友人男性3人組(日系ネイティブのアメリカ人ケビン、IQ140かけさん、フランス語と英語がしゃべれるトリリンガルやまさん)の仲良しで明るい掛け合いが楽しく、アメリカと日本の文化の違いなどについても知ることができます。わたしは下の動画がお気に入りです。

StudyInネイティブ英会話のせいけさんにしても、Kevin’s English Roomのかけさんにしても、視聴者が疑問に思う点について適切な質問をして、さらに回答を受けて理解したことを上手に言語化できるスキルがすばらしいと思います。

ここに載せきれませんでしたが、ブリティッシュ・イングリッシュを身に着けたい方や発音マニアの方はだいじろーさんのYouTubeチャンネルもおすすめです。各国の発音物まね一人コントが面白いです。

12.Learn English with Bob the Canadian

最近よく観ているのがこれです。カナダ人のボブ先生が日常のなかの英語の表現を教えてくれる動画で、全部英語なのですが、単語や表現を映像や動きと合わせて紹介してくれるのでわかりやすく覚えやすいです。先生がとても優しそうで、かつ英語がとても聞き取りやすいところと、動画に英語字幕がついているところがお気に入りです。

13.Netflix+Netflix 同時字幕で英語学習

Netflixで海外ドラマをみて英語学習をしている人はけっこう多いのではないでしょうか?字幕なし、英語字幕付き、日本語字幕付きなど同じ字幕の有無を変えて動画を何回も繰り返し見るとよいとか、わからない単語がでてきたら一回一回止めて辞書で調べるとよいなんていわれますが、わたしは物語を楽しみたいし、そもそもそんなストイックな人間ではないので無理でした。そのかわりに、Chromeのプラグインで日本語と英語の同時字幕を出せるようにしています。字幕のわからない単語にカーソルをあてると英単語の意味が表示されるので、いちいち辞書を開く必要がなくとても便利です

Netflix Japan - Watch TV Shows Online, Watch Movies Online
Watch Netflix movies & TV shows online or stream right to your smart TV, game console, PC, Mac, mobile, tablet and more.
Netflix 同時字幕で英語学習
Netflixの日本語と英語字幕を同時に表示。3秒巻き戻し機能。英単語の意味を表示。ひとつのセリフをリピート再生。再生速度の変更。フレーズをお気に入りに追加。

ちなみに最初は『ウォーキングデッド』を観ていたのですが、使われているボキャブラリーが私の平凡な日常生活とはかけ離れていることに気づき、それ以来『ビッグバンセオリー』『ブルックリン・ナイン-ナイン』などのシットコムを主に観ています。

アプリで英語学習編

14.iKnow!

最後に英語学習アプリをご紹介します。iKnowは英単語学習アプリです。脳の記憶メカニズムに沿って、記憶が定着するベストなタイミングで繰り返し出題してくれます。覚えにくい単語に焦点を当てて繰り返し復習することができるため効率的です。また、TOEIC、ビジネス英語、ニュース英語などコースがわかれていて、自分の身に着けたい単語を重点的に学習することができます。

iKnow!で英語。ちょっとの努力で、大きな成果を。
iKnow! なら、英語が身につく続く。リスニング、単語、センテンスなど複数のスキルが同時に鍛えられるので効率的。PC、スマホ、タブレットからいつでもどこでも学習が可能。1分程度の待ち時間も活用できるので、継続しやすい。

15.Real英会話

iOSしか対応していないのですが、ネイティブが実際に使う英会話フレーズが集結したアプリです。3200以上のフレーズが収録されていて、全フレーズに例文、コメント、音声が付いています。わたしは身支度や家事をしながら自動再生で聞いていることが多いです。英会話の習得にはフレーズの学習も大切なので、情報量が多く場面ごとにフレーズが整理されているこのアプリは大変重宝しています。

Real英会話
Real英会話・ネイティブ英語・聞く・話す・学ぶ

まとめ

今回は『英語力アップに役立つ!おすすめ便利ツール・学習教材15選』というテーマでお送りしました。少しでもお役に立てばうれしいです。また、「自分はこれ使っているよ!」「これもおすすめだよ!」というものがあればぜひブログのコメントやツイッターで教えてくださいね。それではまた。

この記事を書いた人
篠崎 奈々

日本食品衛生学会 リサーチ・レジデント。東京大学大学院 医学系研究科 公共健康医学専攻 社会予防疫学分野 客員研究員。博士(保健学)。管理栄養士。栄養疫学研究の修行中です。特に好きな食べものは豆、パン、さつまいも。趣味は登山、キャンプ、カポエイラ。

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